肌トラブルがひどくなる前にスキンケアを見直し

素肌年齢を一気に進ませる乾燥は、秋冬だけでなく、季節の変わり目にもやってきます。

肌が変化に対応していないので、注意が必要です。

顔の中でも皮脂の分泌が極度に少ないのが目の周囲ですが、大小のシワが発生しやすく、体質によっては、ひどいかゆみや目尻のただれを我慢している人もいます。

そうなる前にスキンケアを見直しましょう。

ほかの部分はいままでと同じスキンケア製品で構わないかもしれませんが、目元にだけはオイルをプラスしてあげると良いでしょう。

精製された天然オイル(アレルギーが出にくい)を使ったり、伸びが良いものなど、ベタつきや使用感を考慮して、ピッタリのものを選ぶのがコツです。

シワやたるみには、表皮の薄さが関係しています。

同年代よりシワが多いと感じたらいま一度、ご自身の肌と向きあってみてください。

部分的に白く粉っぽくなるほどの乾燥肌なら、残念ながら注意が必要です。

もともとそういう肌は外部からの刺激に弱く、水分保持能力も低いので、乾燥しているところからどんどんハリが失われ、シワになっていきます。

一気に老化が進んでしまうので、自分の現在の肌質と年齢に合ったケアを考えてみるべきだと思います。

特に三十代と四十代の女性が頭を悩ませる「肝斑」という肌トラブルがあります。

左右の目の下の目尻から頬あたりにちょうどクマのような感じにできるシミのことです。

女性ホルモンが何らかの形で肝斑の原因となっているのではないかと疑われていて、肝臓に病変があるからといった理由ではないようです。

トラネキサム酸の使用によって肝斑を治療できるというのが現在の医療の考え方で、製薬会社や大手の化粧品メーカーより、内服用の薬が販売されています。

一般的なシミ改善方法として様々な方法があるかと思いますが、肝斑に対しては有効ではありません。

昔は気にしていなくても、年々、次第にお肌のシミが気になりだします。

鏡を見る度に気になるシミの対策には、ぜひお勧めしたいのが漢方です。

漢方により直接シミを消すというよりは漢方で代謝アップすることで、肌にシミが現れにくい状態にしたり、その手助けによりシミが改善するのです。

飲むことで体の調子も良くなりますから、シミ対策として漢方を選ぶことで、健康的な体にもなれるでしょう。

濃いシミが肌にあって目立つので取り除きたい。

そんな時に効果があるのは、レーザー治療やメディカルピーリングなど、皮膚科や形成外科での治療でしょう。

これらの治療の利点としては治療した直後に効き目が表れ、短期間でシミが気にならなくなるということでしょう。

自分でシミを消したい場合は、薬局やドラッグストアなどの皮膚薬コーナーにあるシミ対策に有効な治療薬を使用するか、メラニン色素を抑える成分ハイドロキノンが配合された化粧品が美白ケアに効果的です。

喫煙が肌に良くないという理由をご存知でしょうか。

肌がなめらかでいられるのは、皮膚の毛細血管の働きが良いからです。

しかしタバコに含まれる化学物質の影響で毛細血管が収縮する結果、代謝が悪くなった結果、さまざまな肌トラブルが出てきます。

表皮は普段バリア役として乾燥や刺激から肌を守っています。

その能力が落ちると真皮に紫外線や乾燥などの影響が及ぶため、いわゆる肌が老化した状態になり、小皺が出てくるのです。

紫外線や乾燥対策をしていてもタバコを吸っていたら同じことです。

喫煙は絶対に避けるべきでしょう。

最近、幅広い世代の人と会う機会が増えて思い当たったことがあります。

それは、肌質がシワに影響するということです。

もち肌みたいに柔らかい肌質は、シワが出てくる年齢が遅くなる傾向があります。

ただ、恵まれた肌質だと思って放置していると、柔肌も硬く変わってしまうので、気をつけなければなりません。

法令線みたいなシワが気になり、話題の炭酸パック(既成品のほう)をしはじめたんです。

肌の柔軟効果が実感できるようになったあたりでいつのまにか、シワがなく明るい肌色になって驚きました。

アンチエイジングって肌の色、ハリ、シワ、ツヤなど複合的な効果なんですね。

気になる肌のシミを防ぐには、実は、私たちの体の内側に気を配ることもポイントです。

例えば、ビタミンCには美白効果があるといいますが、イチゴ、レモン、パセリ、ブロッコリーなどが多く保有しています。

一方、乾燥で肌がカサカサになってくるとシミになる可能性が高くなるので、コラーゲン満載の、牛スジとか鶏皮、豚骨、うなぎを食べるのがいいでしょう。

また、食生活においては、シミのことだけを考えるのではなく、バランスのとれた栄養摂取も重要です。

顔にできるシワやくすみの要因の中で乾燥はぜったい無視できないでしょう。

肌の深い部分の水分が不足すると、細かいヨレ(昔は縮緬皺と言いました)が出て、しわができやすくなります。

まぶたから目尻、目の下にかけては皮脂の分泌が少ないため外部からの刺激に弱く、どこよりも先に年齢を感じやすいのです。

肌のハリを生み出すコラーゲンとかヒアルロン酸の減少も加齢により加速するので、たるみによって顔の表情がかわってくるのもこの頃です。

シワやシミも出やすくなるので、専用の対策品を使ったケアが必要になってきます。

お肌に先天性のシミ、色素沈着、アザなどがあって、気にしている方をよく見かけます。

小さい頃に、治ることはないと診断を受けたかもしれませんが、治療技術はかなり進歩していて、全く跡が残らないとは言えなくても、明らかな色素沈着や盛り上がりはなくすことができます。

シミやアザなどがあることでコンプレックスを感じる方は、専門の医療機関でカウンセリングを受けてみましょう。

または、シミなどが消えた、薄くなったという体験談をできるだけ集めると、参考になるかもしれません。